スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

銃刀法

デスノートの作者である小畑健氏が銃刀法(砲刀剣類所持等取締法 )違反で逮捕されたとのこと。彼が銃刀法を違反したことは間違いなく、運悪く見つかってしまってお気の毒様と言う他無い。

以下の文章は、法律をろくに知らない理系の大学生がインターネットで法律を調べて考えたことである。私に誤った認識があるならば指摘して欲しい。ただ、「炎上」は止めてほしいな。


ところで私も100円ショップで十徳ナイフを購入し、以来持ち歩いている。
滅多に使うことは無いが、包装を開く時にナイフが必要な時もあるし、缶切りを使うこともある。使う機会は少なくても持っていれば便利なのである。ところが「便利そうだから」という理由は「正当な理由」にはならないらしい。
だが、調べてみると、銃刀法では、折りたたみの場合8cm以下の場合携帯を許される。

○砲刀剣類所持等取締法
(刃体の長さが六センチメートルをこえる刃物の携帯の禁止)
第二十二条  何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、内閣府令で定めるところにより計つた刃体の長さが六センチメートルをこえる刃物を携帯してはならない。ただし、内閣府令で定めるところにより計つた刃体の長さが八センチメートル以下のはさみ若しくは折りたたみ式のナイフ又はこれらの刃物以外の刃物で、政令で定める種類又は形状のものについては、この限りでない。

○銃砲刀剣類所持等取締法施行令
(刃体の長さが六センチメートルをこえる刃物で携帯が禁止されないもの)
第九条  法第二十二条 ただし書の政令で定める種類又は形状の刃物は、次の各号に掲げるものとする。
一  刃体の先端部が著しく鋭く、かつ、刃が鋭利なはさみ以外のはさみ
二  折りたたみ式のナイフであつて、刃体の幅が一・五センチメートルを、刃体の厚みが〇・二五センチメートルをそれぞれこえず、かつ、開刃した刃体をさやに固定させる装置を有しないもの
三  法第二十二条 の内閣府令で定めるところにより計つた刃体の長さが八センチメートル以下のくだものナイフであつて、刃体の厚みが〇・一五センチメートルをこえず、かつ、刃体の先端部が丸みを帯びているもの
四  法第二十二条 の内閣府令で定めるところにより計つた刃体の長さが七センチメートル以下の切出しであつて、刃体の幅が二センチメートルを、刃体の厚みが〇・二センチメートルをそれぞれこえないもの


しかし銃刀法に違反しなくても、今度は軽犯罪法に引っかかってくる。まるで銃刀法で逃したナイフを全て追い掛けるかのようだ。

○軽犯罪法
第一条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
二 正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者



例えば、
アーミナイフ 所持(十徳)、軽犯罪法違反で捕まりました: butcher blogにおいて著者は、刃体6.8cmの折りたたみナイフを携帯していたことで軽犯罪法違反で逮捕されている。(銃刀法違反ではない)
ところが、著者が軽犯罪法で処罰されるためには、そのナイフを隠して携帯していたということになる。著者は任意の所持品検査にも応じているので、隠して携帯していたという条文に合わない。

仮に著者が十徳ナイフをバッグに入れただけで「隠して携帯していた」という条件が成り立つとしよう。その場合、晴れた日に折り畳み傘を持ち歩いた物も逮捕せねば整合性はつかなくなる。なにしろ、傘によって相手を失明させる事件が起こったばかりなのだから、これほどの凶器を他人に見えぬように持ち歩いて良い筈がない。

参照:傘で百貨店販売員の目を突いた容疑、女を逮捕 警視庁

そんな馬鹿な、大袈裟な話だ、と思う方が大半だろう。私も馬鹿らしく思う。
しかし、いち理系学生が、法律を日本語として読んだ結果、そんな極端な例も否定できなくなってしまうのだ。
もし折り畳み傘をバッグに入れても逮捕されないのならば、著者はナイフを隠してもいないのに、警察官の誤った法知識に基づく無実の罪で逮捕されたことになる。

他に軽犯罪法で逮捕された方の文章:
Y@copoの月刊「マウス・トゥ・マウス」
三連打(うつ病・無職・ヒキコモリ)だった。 : ドキドキの初体験

その解決方法は2つ。
1つは銃刀法ならびに軽犯罪法を「他人を傷つけることを予防する」という本来の設立趣旨(そんなもの知らないが、上2法の目的なんてそんなものだろう。やくざの別件逮捕もありそうだが。)を守りつつ、一般人の自由・利便を守れるよう法改正を目指すこと。
もう1つは私達1人1人が法律を頭に入れ、不当逮捕されないよう努力することだろう。


追記:このニュースが気になって他の方のブログを読ませてもらったのだが、ニュースを長々と書き、たった一言、「工エエェェ(´д`)ェェエエ工 」だの「映画が上映されないのではないかと心配」と書かれてあるブログが大半でがっかりした。ブログでニュースを取り上げる場合、それについて自分が何を思ったかを書くのが大切なんじゃないのかなぁ……。ブログに決まりなんて無い、って言われたらそれまでだけど。
スポンサーサイト

テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

【軽犯罪法】について

軽犯罪法軽犯罪法(けいはんざいほう;1948年|昭和23年5月1日法律第39号)は、さまざまな軽微な秩序違反行為に対して拘留、科料の刑を定める法律(悪質な場合、拘留+科料の併科になることもある)。騒音、虚偽申告、乞食、覗きなど33の行為が罪として定められている。公布時

コメントの投稿

非公開コメント

確かに軽犯罪法は、銃刀法を補うようにできているのだと、とある警察官が言っていた。
しかし、銃刀法第24条の2の1と2において、 警察官が銃砲刀剣類等と疑われるものを提示させたり開示させ、一時保管できるのは、「銃砲刀剣類等を携帯し、又は運搬していると疑うに足りる相当な理由がある者が、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して他人の生命又は身体に危害を及ぼすおそれがあると認められる場合において」なので、ただナイフを持っていいそうだったから職質して検挙するのはいかがなもかと思う。

はじめまして。
「軽犯罪」「刃物」で検索して参りました。

私は実際、十徳ナイフ(4㎝)を所持していて、軽犯罪法違反でしょっ引かれましたよ。

管理人さんがおっしゃるように、バッグに入れていたことが「隠し持っていた」と解釈されるようです。

ほんと、こんな法律の条項があること自体知らなかったし(銃刀法違反は知っていましたが)、法律を知っても、自分が送検されたのは納得できません。

ともかく、今はK察が検挙率稼ぎに躍起みたいなので、管理人さんも気をつけられたほうがいいと思います。

遅ればせながら、コメント有り難うございます。
>msさん
第24条にそのような条文があるとは知りませんでした。
(すみません、法律は専門外も良いとこなので)
警察が法律を拡大解釈している気がしますね。

>ATさん
お気の毒様です。
やはり、バッグに入れていただけで「隠して」になってしまうのですね。気を付けます。

私も同じ目に

色付きの文字Comment昨日、私も昨日、新宿署の警官の職質にあい、まったく同じ目にあってきました。ただ違うのは、1時間半の調書作成に協力してくれと言うんだけど、待ち合わの時間があるので冗談じゃないよと詰め寄ったら、その日は新宿署で「上身書」(上申書って書くんじゃないかと思うんだけど、警官が上身と指定した)を書かされ、後日再訪する約束をさせられました。持っていたのはキャンプでひも切ったり雑用にしか使えないような、刃の長さ6cm以下の折りたたみナイフです。そのほかの状況はまったくみなさんと同じです。新宿署の場所柄、凶悪な事件が多く、警察官の仕事は大変でご苦労様と言う気持ちは持っているけど。今回のような、彼らの実績作り(検挙率アップ)のために、職質すれば最初の挙動でわかるだろう、善良な小市民と、事件予備軍との違いは。その区別も出来ないような未熟な警官(私に職質したのはどう見ても警察学校出たての警官1年生)が職質で、腕を磨くための踏み台にされてるんじゃないかと思うくらい、動機が不純だよおまわりさん。
私、今月50歳だけど、金曜日で思いっきりカジュアル(っていてもジージャン、ジーパン)だったので、どこか怪しげだったのだろうか?頭にくるやら、情けないやら複雑な気持ちです。国家権力は使い方をあやまったらホント怖いですからね。
17日に再報署(出頭ってことかな?)しますが、なにか先経験者としてアドバイスなどありましたらよろしくお願いします。

お気の毒様です

まちゃさん、初めまして。コメント有り難うございます。
今回は災難に遭いましたね。
私はこのニュースを聞いてから、上記の法律の写しのほか、刑事訴訟法217条、刑法95条の条文、公務員の肖像権に関する考察文をプリントし手帳に忍ばせることにしました。それで解決するとも思っていませんが、法律を誤って覚えている警察官に遭った事もあるので、条文を予め用意しておくと良いかもしれません。
私自身は銃刀法に関して捕まったことは無く(自転車に乗り自動車信号に従ったら注意された程度)まちゃさんのご期待に応えられるアドバイスはできず申し訳ありません。

私達が警察官を信頼しているのは、法律で警察官の権限が認められているからではなく、今回殉職された警察官のように地道に地域の安全に貢献してきたからだと思います。(警察官は国民のために命を捧げるべき、と言っている訳ではありません)度が過ぎた取り締まりは逆に住民の反発を買い、得られるべき協力すら得られなくなってしまうのではないかと心配です。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

軽犯罪法違反の時は、逃走する者か住所不定でない限り現行犯逮捕出来ません(刑事訴訟法217条)。つまり任意同行である事を警察官は言わなかったという事になります。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

No title

ご自分では
「工エエェェ(´д`)ェェエエ工 」のブログと大して変わらない
とは思わないんでしょうか・・・?
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

プロフィール

砧音月

著者・管理人:砧音月
東北の病院に就業中
2008年卒業

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。